気候の話

地球は1周およそ40000kmもあり、場所によって気候が大きく変わります。赤道に近い『熱帯』は暑いし、赤道から遠い『寒帯』は寒いなんてことは、容易に想像つきますね。ではこの気候帯、いくつあるかご存知ですか?また、どこからどこまでを熱帯というのか、曖昧な人がほとんどなんじゃないでしょうか。今日はそんなお話です

基本的な気候は5つ。代表的な場所を取りあげてみます。それぞれ何色がどの雨温図か考えてみてください。

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気候帯は大きく5種類。基本、赤道に近い順に熱帯→乾燥帯→温帯→冷帯→寒帯、となります。では、雑にとらえますね。

 

熱帯は冬がないので1番寒くて20度(温度のグラフがほぼ横に一直線)

雨がほぼ降らないのが乾燥帯(降水量の棒グラフがほとんどない)

冬があるけど0度までいかないのが温帯(1番気温が低い月に注目)

マイナス行っちゃうのが冷帯(温帯と似てるけどより寒い)

寒すぎて夏の気温が10℃いかない1桁だったら寒帯(生物の生息が非常に困難)

 

 

考え方はこれだけ。これにあてはめてさっきの雨温図を考えてみましょう。

赤は赤道直下のシンガポールです。冬がないのでAが該当します。

黄色はエジプトのカイロです。サハラ砂漠が有名ですね。当然乾燥体でBです。

緑は東京です。四季の変化に富んだCが該当します。

紫はバイカル湖の湖岸のイルクーツクです。何気に夏は暑くなるんですが、冬の気温の下がり方がえげつないですね。

水色は北極海沿岸のディクソンです。他のグラフと違って、上が0度になっているので注意です。年間ほとんど氷点下ってどんな世界なんでしょうね。

 

いかがでしょう。かなり噛み砕きましたが、正確には以下のような定義となっています。

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今回は、だいたいの見分けがつくようになれば十分です。

ではまた、今度。